ねえ
美しいと思っていた僕なりの今日だって
あなたにしてみりゃ理由のない空が青い日です
あなたが笑えば笑うほど痛む場所がある
「忘れたくない」「忘れたい」
痛みは自分のもの
煙を ぱっぱっぱっぱっぱ
クラクラになってみたって
眠れずに らったったったった
夢見ることが怖かっただけ
脱ぎ捨てて さっさっさっさっさ
心臓は どっどっどっどっど
愛されたいよ
遠くのあなた 指先のヌード
刹那が記憶を溶かしてく
顔は見えないまま波間を泳いだら
夜の帳が下りてゆく
光が闇を染めてゆく
ああ
ボロボロでもすがっていた僕なりの明日だって
あなたにしてみりゃ他愛のない むしろ予定通り
目には映らない 名前すらない 色艶に触れた
「戻りたくない」「戻りたい」
水面に浮かんだ花
ぐびりと らっぱっぱっぱっぱ
ベロベロになってみたって
ぽろぽろと泣いていたっけ
ほんとは心満たされたくて
また煙を ぱっぱっぱっぱっぱ
クラクラになっていたくて
愛していたいよ
遠くのあなた 指先のヌード
押し殺す音が溶けてゆく
顔は見せないまま涙を含んだら
静かに波が引いてゆく
肌の香りが流れてく
重なる手の温もり 重ねた日々のあなた
ブルーに溺れてくすぐる髪と踊る
分け合うのは繋がり 優しい言葉は偽り
別々に戻る前に
刹那が記憶を溶かしてく
潜めた吐息がどうかしてく
夜の青さが切り刻まれる
今だけ
遠くのあなた 指先のヌード
刹那が記憶を溶かしてく
顔は見えないまま波間を泳いだら
夜の帳が下りてゆく
青い海を抱きしめるみたいに
夜の帳が下りてゆく
光が闇を染めてゆく