見知らぬ道を歩きながら、どこかで見たような風景
まるで僕の別の人生が広がる場所のようで
すべてが違うけど、どこか懐かしい
僕を待っている新しい物語がここにある
暗闇の中で聞こえてくる忘れられた名前
でも、戻りたくないこの気持ち
君と過ごした日々、温かい手のぬくもり
平行した時の中で僕を満たす幸せ
失われた現実の中で僕が恋しいけれど
この場所だけで本当の僕が生きている
帰る道を見つけたその瞬間にも
ここを去ったらもう君には会えない
曖昧な記憶の中の痛みよりも
ここでの幸せのほうが大切だから
一歩ずつ近づくほどに、鮮明になる顔
大切な仲間と恋に落ちた瞬間
忘れていたぬくもりが僕の中に咲いて
ここで新しく芽生えた僕の夢
でも記憶は僕に別の選択肢を投げかける
平行した世界、その場所で僕を目覚めさせようとする
君と過ごした日々、温かい手のぬくもり
平行した時の中で僕を満たす幸せ
失われた現実の中で僕が恋しいけれど
この場所だけで本当の僕が生きている
今なら分かる、戻ったらすべてが消えてしまう
ここで永遠に留まることができたらいいのに
永遠に君のそばでこの人生を守ろうとしたけど
僕の選択は二つの世界を引き裂いてしまう
死は自由だと思っていたけど、すべてが終わる
君のそばにもう戻れないことを知る
遠ざかっていく最後の瞬間
永遠に届かないこの世界と君
ここに留まりたかった気持ちを込めて
結局届かない平行線上の家