見飽きた街 電車の窓
憂鬱な人混みを
揺られながら運ばれてく
僕は一体何処へ向かうの?
憧れていた理想も塗りつぶして
たった1人で
少しずつ失っていく
息を吐くように
勝ちとか負けだとか
どっちが上とか比べる毎日
今日の順位知ってはまた苦しくて
飛び降りた
知らない駅のホーム
水たまり映り込む 空見上げた
雲の狭間に差し込む光
なんて綺麗な景色だろうか
溢れた涙が今
張り詰めてた心ごと溶かしてく
忘れていた
泣けるほどの世界の美しさを
どこかの誰かも見ているかな?
独りじゃないような気がした
少しずつ広がっていく
色をつけるように
少しずつ取り戻してく
息を吸うように
雲の狭間に差し込む光
なんて綺麗な景色だろうか
少しずつ教えてくれる
僕が僕であること
少しずつ取り戻してく
僕は人間(ヒト)であること