引力も届かぬまま 宙に舞い浮かぶ
いくつもの光の渦に
吸い込まれてく
春の日差しに潜む 会話は平行線
僕の心に迫る 三原色のまぼろし
朝もやに混ざる
白い光はぐるぐるグルグル回る
立ちこめる可視光線 ...
キリ立ちこめる大草原に
ぽつんと置かれたコマになって
明くる朝を待って 届け光の帯
砕け散るいっさいの絶望が
朝霧乱れ飛んだ瞬間に
僕の目を覚まして 頭に鳴り響く
アークが航路描くカーブ
宙に舞い浮かぶ
薄い雲に覆われて
ちょっと見えそうで
見えないところに迫る
力はまた待ちぼうけ ぐるグル回る
燃え盛る可視光線 ...
キリ立ちこめる大草原に
ぽつんと置かれたコマになって
明くる朝を待って 届け光の帯
弾け飛べいっさいの絶望も
希望によく似た祈りさえも
僕の手を離して カナタに鳴り響け
とっくに忘れた 過去の記憶は
僕の心に 隠れてたまぼろし
朝もや晴れて
白い光は遥かカナタ真空に消える
降り注ぐ可視光線 ...
キリ立つ壁のない光景に
ぽかんと口を空けた瞬間に
僕の体全部包む光の渦
砕け散るいっさいの絶望は
朝霧とともに空に舞って
僕の目を覚まして 進む遠い場所へ
届け光の帯