50億年後 君に触れる
その日までのアロー
他に何もないくらい 君だけ愛しても
それだけじゃ側にいられないみたい
だからってまだ止まれないんだ
一度も笑いかけてもらえず
迎えた最期だってあった
でも忘れちゃうことの方が無理だ
新しい始点へ
走る軌道上
最果てのような遠日点
壊れたアンテナで呼び続ける セイハロー
何千 何万回の時を巡っても
必ず君を見つけるから
その日までのアロー
僕より大事なものがあっても構わないから
お願い 取り上げないでくれよ
この恋だけが生きる理由だ
"おめでとう" "さよなら"を
幾度も繰り返して
涙を見せてくれた 今
手を伸ばしたら届きそうなのに
動き出す針路
記憶繋ぐ近地点で
デブリのカーテンも瞬くほど好きだよ
これは僕の想いだ 誰にも渡さない
次の君にも会いに行くよ
その日までのアロー
セイハロー
君より大事なものが 僕にはないんだよ
ねぇ 別の誰かじゃ意味ないんだ
いっこだけの僕の光だから
近づき離れて この命は回っていく
その全部全部 君のためにあればいい
好きだ 好きなんだ
それ以外はもうなくなって
いつかふたりが ひとつの星になるとき
その未来で 触れるよ 君までのアロー