ため息は流れて どこへ行く?
目を閉じて 儚げな浮遊
夢に見ていた春は 遠ざかる
抜け殻になって 震えている
幻想だって戦争だって
正論なんて言えないよ
反面教師を飼い慣らして
愛想ばっかり上手になっても
もう逃げないで すぐそばにいる
そう言えなくて 嫌われていく
なぜここにいる?
風が無常をたたえて 揺れている
神様も音信不通
夢に見ていた春は 恐ろしくブルー
乾いたはずの涙 溢れていく
もうこの星に 僕の居場所はあとわずか
そう嫌われて 声にならない
生きている
こんな都会の隅で
君だけをあたためられたら
幻想だって戦争だって
面倒だって言いたいよ
大事なものほど透明なんて
愛想尽かさないでよ
もう君なしじゃ 生きてゆけないはずなのに
どうして言えなくて 嫌われていく
もうこの星に 君の居場所はあとわずか
そう言えるまで 息もできない
声にならない