ストリートミュージシャンがいた
1人でギター、掻き鳴らしながら
彼はこう言った 金をくれ
タイムマシンを買って1950年代に帰るんだって
俺は小銭を投げ入れた
二度と会えない街や人や物や
現在生きていることを誰に残せるか 今残せるか
いつからだって
酷い雨が降り出して工事現場の人たちは仕事の 手を一度止めて
急ごしらえのトタン屋根に集まって 歌を歌ってた
ここは神の住む国、決まった時間に聞こえる神への祈り
錆びついたサイレンのように響き
生ぬるい監獄の中で誰もが雨音と歌い 夢を見る
I need your love like a butterfly flies on flowers
I just need you
いつからだって いつからだって
アメリカはメイン州に住む俺の祖母が星になった
日本とアメリカはそれこそ星と地上くらい離れてるから会える機会も少なくて
俺を忘れてしまったかと思ったけど
そんな祖母の家には今も幼い頃俺が書き残した絵がたくさん飾ってあった
俺が何を伝えることができたのか わからないけど
ねぇ あなたも誰かが必要でしょう?
伝えたい 知らせたい 聴かせたい
いつからだって いつからだって