せめて一夜の夢ならば
このまま濡れていさせてよ
月の雫に...
もしも 君が 降らせた雨ならば
僕は傘を捨てて 受け止めよう
いつも 涙 こらえていたんだね
小さなその胸に 言葉も飲み込んで
振り向かない彼の背中を
追いかける君の横顔 つらくて
閉じ込めた想いが 溶け出しそうさ
もしも叶わない恋なら
なぜに触れられるの?
この胸の中であなたを
なぜに抱いているの?
せめて一夜の夢ならば
このまま濡れていさせてよ
月の雫に...つつまれて
風が 雫を 木々から拭い去り
あたりまえの朝を
はじめてしまうその前に
言い出せないままの言葉は
足元をつたい流れて消えてく
濡れたアスファルト 照らすあの宙
いっそ叶わない恋なら
すべてを壊しても?
この腕の中のあなたに
くちづけてもいいの?
せめて一夜の夢ならば
このまま濡れていさせてよ
月の雫に...つつまれて
閉じ込めた想いが 溶け出しそうさ
もしも叶わない恋なら
なぜに触れられるの?
この胸の中であなたを
なぜに抱いているの?
せめて一夜の夢ならば
もしも叶わぬ恋ならば
このまま濡れていさせてよ
君が降らせた雨ならば
月の雫に...つつまれて