隙間のないおりの中で羽を傷つけ
行き場のない若者たちは
鳴き声を枯らす
汗をかけばかくほど一人になり
目の前の当たり前が
少しずつ何かを変えていく
別世界の味を知った君は笑った
孤独の中に耐えきれず
自分の傷つけた
群れからはぐれた渡り鳥は
力つきて堕ちて行く
その日だけをただ待ち続けた
大粒の涙が降って明日には海になり
僕たちはいつしかそこへと眠る
見えない声が聞こえるだろ
しがみついたままでいい
愛を情を力を与えてほしい
大粒の涙が降って明日には海になり
僕たちはいつしかそこからはじまる
掠れた声が今日をなぞる
乾いた明日をまた
それでも呼び続ける声がほしい